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各種センター・チーム医療のご紹介

医療安全管理部

写真:医療安全管理部の写真

2020年4月、医療安全管理部、感染制御部、企画経営課の質管理担当が「クオリティマネジメントセンター(QMセンター)」としてグループ化し、質改善活動を継続的に行う部署として再編成されました。質改善は、病院が医療を提供するにあたって最も重要な活動です。また多職種が働いている病院では、コミュニケーションエラーが医療事故の発生に繋がります。医療安全管理部は各部署に配置しているセーフティマネージャーと連携して、全職員が医療安全と質改善に高い認識を持ち、良好なチームワークで医療を提供できるように取り組んでいます。職員から報告されたインシデント・アクシデントレポートは収集・分類し、重要事例は分析して再発防止策を提示しています。さらに院外から発信される医療安全に関する情報(医療安全全国共同行動の医療安全レポートなど)は、全職員への周知を徹底しています。医療安全研修および院内感染対策研修は定期的(3ヵ月毎)に開催し、さらに医療安全管理部と感染制御部の合同チームで、毎週水曜日に院内ラウンドを実施し業務手順やマニュアルの遵守状況を評価しています。また質改善活動として合併症や死亡症例の検証をクオリティマネジメント委員会と協働して行っています。このような平時の活動に加え、医療事故が発生した有事の際には迅速な初期対応(臨床状況の現状復帰と家族への丁寧な説明)を行います。死亡事例の場合は、医療事故調査制度における報告対象であるか否かの検討を行います。報告対象であった場合は、外部委員を含めた医療事故院内調査委員会を開催し、原因究明と再発防止を目的に報告書を作成します。以上のように医療安全と質改善活動に終わりはなく、医療安全管理部は患者および報告する職員を全力で守ることをモットーに日常の業務に取り組んでいます。

活動内容

医療安全管理部は安全な医療の提供を目指して、診療および施設全般にわたる安全管理を業務とし、以下の9項目を実践しています。

  1. インシデント・アクシデント報告及び事故報告の情報収集・状況把握を行うこと
  2. インシデント・アクシデント報告及び事故報告のデータ収集および分析を行い、事故防止対策に繋げること
  3. 原則として毎日館内をラウンドし、医療安全に関する各部署の実態やマニュアルの遵守状況を把握すること
  4. 各部署のセーフティマネージャーと連携を図り、医療安全対策の遂行や業務改善に向けた活動を支援すること
  5. 医療安全に関する患者・家族および職員の相談に応じること
  6. 定期的に医療安全管理に関するマニュアルの見直しを行うこと
  7. 医療安全推進のキャンペーンの企画立案
  8. 医療安全管理に関する教育・研修会の実施
  9. 医療事故発生時の対応を行うこと