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尾藤 大輔

初期臨床研修医基幹型2年目の尾藤 大輔と申します。

私が2年間の研修で経験したこと、感じたことを述べたいと思います。

私は学生時代より内科系の診療科に興味があり、私にとって好生館での研修は大変メリットが大きかったように思います。

1. 1ヶ月間単位で診療科を選択できる
内科専門医を取得するためには内科各診療科の疾患を経験することが求められるため、多くの内科で様々な疾患を経験できることは大きなアドバンテージだと思います。万遍なく症例を経験することができるのみならず、多くの診療科の先生方にも相談しやすくなりました。他科をローテートしていても丁寧に相談に乗ってくださり、様々な診療科の視点で疾患を捉える訓練ができました。

2. 研修期間中にローテート科の変更ができる
特に研修2年目となり内科に進むことを決めた同期の中には、症例が不足している診療科の研修をするためにローテート科を変更している人も数名いました。柔軟に対応していただけるので、進路がはっきりと定まっていない人にもお薦めです。

3. Walk inではcommon diseaseから緊急入院が必要な疾患まで経験できる
当院の初期研修では月に5-6回程度、Walk in患者を診療する研修が行えます。日常業務で接している入院患者さんは、大多数の方が他院の診察・検査で診断され、治療やさらなる精査目的に入院されます。一方で、Walk inでは診断のために必要な問診や検査をしながら診断・治療にあたっていきます。ですので、入院患者さんの診療にあたるだけでは得られないものを多く経験できたと実感しています。

以上のような点が、内科を考えている人にとって大きなアドバンテージになるかと思います。もちろん、内科系以外の進路を考えている方にとっても、専門分野以外のことで緊急の対応を迫られるシチュエーションは多々あります。
好生館では専門科につなぐまでのファースト・タッチを学ぶ、度胸をつけるといった面でも鍛えていただける環境が整っており、今後の医師人生の基礎作りの場として非常に恵まれている環境であったと、私は感じています。

好生館という病院は、住民の方々からは「県病院」という名称で親しまれており、「好生館で診てもらえたから安心した」、「長い間この病院にお世話になってきたから最期もここで迎えたい」などといったお言葉に触れる機会が多数ありました。県民の方々の信頼・期待が大きい病院だからこそ、職員の方々も誇りややりがいを感じながら仕事をしている印象を受けました。

医師としての課題はまだまだ山積み状態の私ではありますが、研修当初の私を思い返すと、だいぶ成長できたのではないかと思います。これも先生方や病院のスタッフの皆さんが温かく育ててくださり、研修医の仲間たちが支えてくれたおかげです。

2年間、ありがとうございました。

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