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佐賀県医療センター好生館

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好生館コラム

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第40回 好生館に320列CTが導入されました。

放射線科 医長  眞武 邦茂

 

  今回当院では64列CTに加え、320列CTが導入されました。
CT撮影の目的は画像診断であり、臓器や病変を正確に描出することが最も重要です。
  320列CTは従来のCTよりも1回転の撮影範囲が広いため、素早く、より高画質な画像を得る事が可能です。
  今までCTは、心臓のように動いている臓器では、画像がブレてしまうため、あまり多くの情報を得ることはできませんでした。その後の技術の進歩によって、多くの断面を同時に撮れるようになり、心臓CT検査が可能となりました。
但し、従来のCT装置の検出器幅は3~4cmと、心臓の大きさより小さかったため、心臓をなぞるように寝台を移動させながら撮影していました。
  これに対し、当院に導入した320列CT装置は検出器の幅が16cmあるため、一回転(0.35秒)のスキャンでこの16cmの範囲を撮影することが可能です。 この撮影法により、従来の寝台移動によって発生した階段状の画像のブレはなくなり画質が大きく向上するだけでなく、撮影時間は約1/20(約7秒→最短0.35秒)、造影剤量は従来の64列CTの約3/4~半分程度にできることもあります。また、放射線被ばくも、心拍数の安定した症例では1/5程度まで落とすことができ、質の高い検査を提供しながら検査を受けられる方の負担を軽減できる画期的なCT装置といえます。 さらには撮影中に不整脈が発生した場合においても、自動的に不整脈を検知してX線照射を止め、次の正常な心拍にて撮影するといった安全機構も搭載しているため、検査精度が格段に向上した装置であり、これもベッドを固定して撮影できるワイドエリアな検出器(320列)を搭載したCTの最大の特徴といえます。
  また、13秒程息止めが必要であった全身撮影も、症例や撮像法によってはわずか5秒という短時間で撮影可能です。息止めが困難な方、短時間しか静止できない方でも、このような高速撮影を行うことによって、動きの影響の少ないより鮮明な画像を提供することができます。
  更に被ばく量についても、Active Collimatorや逐次近似応用構成法「AIDER3D」によりノイズやアーチファクトを低減し、被ばく低減効果も期待できる技術で被ばく量を従来の3/4~約1/4に低減しています。

  一方、心臓や肝臓、血管など動く臓器の疾患を正確に検査するために、従来の3次元の画像解析に加え、時間軸を合わせた4次元での画像解析も専用の3D医用画像処理ワークステーションと呼ばれる解析用コンピュータを用いて行える様になり、静止画像のみでなく、動画での画像解析が行えるようになりました。写真から動画へと時代のニーズが変遷するように、医療の世界でもこれらの情報が新たな時代を切り開いていくものと思われます。

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  このように、320列CTはいろいろな可能性を秘めており、今後の好生館での診療に大いに役立ってくれるものと期待されます。

 


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