本文へジャンプする

佐賀県医療センター好生館

文字サイズ:
小さく
標準
大きく

TEL:0952-24-2171 
FAX:0952-29-9390

〒840-8571 佐賀市嘉瀬町大字中原 400

交通アクセス

English

トップページ > 来館される皆さまへ > 好生館コラム > 好生館コラム一覧 > 第42回 歯科用CTと親知らずの抜歯

好生館コラム

好生館コラム一覧へ

第42回 歯科用CTと親知らずの抜歯

歯科口腔外科 部長 野口 信宏

 

  新病院には歯科用CTが導入されました。CTというと仰向けで撮影する大きな器械を想像されるかもしれませんが、歯科用CTはコーンビームCT(CBCT)というコンパクトなCTです。立ったままあるいは座って撮影します。
  CBCTの特徴はその画像の精細さです。当館のCTの場合、画素の大きさ(ボクセルサイズ)が125μmですから1mmの空間に8枚という非常に細かい画像を得ることができます。CBCTによって特に親知らずの抜歯がより安全に行えるようになりました。また撮影範囲が狭いためX線被曝が少なくできます。
親知らず抜歯を難しくする要因がいくつかあります。大きく分けると①根の湾曲や開大  ②神経との接触  ③埋まっている深さと角度  ③その他の要因(骨との癒着や開口障害など)、に分けられます。神経との接触は大きな問題です。抜歯時に神経が傷つくと下唇の知覚麻痺が生じます。この麻痺は一般に徐々に回復していきますが、神経の損傷の程度によっては完全には回復しないこともありえます。
  親知らずは傾いて埋まっていることが多く、抜歯の際には骨を削り、また歯をドリルなどで分割して抜くことがしばしばです。従来の平面的なX線写真では歯の3次元的形態と神経の走行形態を頭の中で想像しながら、臨機応変に分割形態を決めていました。CBCTでは根の湾曲や神経との位置関係がわかるため、術前に細かい計画を立てるができます。このことにより下顎骨に埋まった親知らずの抜歯は以前より短時間かつ安全に済ませることができるようになりました。神経麻痺のリスクを完全に回避することはできませんが、多くの症例でリスクを低減することがでます。
  CBCTはすべての症例に撮影するわけではありません。パノラマX線写真と呼ばれる顎全体のX線写真を撮影して神経と歯の根が重なっている等、必要性がある場合にのみ撮影を行ないます。

201308column.jpg


患者さんへのお願い

好生館は主に専門的な医療や救急医療を担当する病院です。症状が安定しましたら、お近くの「かかりつけ医」をご紹介いたします。(その後は「かかりつけ医」と相談のうえ、必要に応じて当館を受診していただくことになります。)
皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
好生館は、地域の「かかりつけ医」の先生方と連携して、患者さんへのより温かい充実した地域医療の提供に努めてまいります。

外来のご案内
入院のご案内
健診のご案内
相談窓口のご案内
好生館コラム
好生館コラム一覧

ご案内

外来診療受付時間:
(月~金)8:30~11:00

相談支援センター:
(月~金)8:30~17:15

ページの先頭へ戻る

個人情報の取扱いについてサイトポリシーリンク集サイトマップご意見・ご感想