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佐賀県医療センター好生館

TEL:0952-24-2171  
FAX:0952-29-9390

〒840-8571 佐賀市嘉瀬町大字中原 400

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産婦人科

婦人科良性疾患に対する低侵襲手術について

当館では良性疾患に対してはなるべく患者様のご負担が軽くなるよう、低侵襲手術(傷が小さく、入院期間の短い手術)を実践しています。当館でおこなっている低侵襲手術についてご紹介します。

腹腔鏡手術について

  • お腹を大きく切ることなく小さい傷で行う手術です。開腹手術よりも小さい傷で済むため、入院期間が短く術後の回復、復帰が早くなります。
  • 当館で腹腔鏡手術を行う場合、通常6日間の入院が必要となります。退院後は1-2週間の自宅療養後に社会復帰出来ます。
  • 通常、臍部を1.5cm程度切開し内視鏡(腹腔鏡)を腹腔内に挿入します。手術内容に応じて下腹部に1cm程度の切開を2〜3箇所入れ、腹腔内の画像を見ながら細長い棒状の手術器具を挿入し手術を行います。

当館で腹腔鏡手術が可能な疾患

  • 良性卵巣腫瘍
  • 卵巣子宮内膜症性嚢胞(卵巣チョコレート嚢胞)
  • 子宮外妊娠
  • その他の良性の卵巣・卵管の病気
  • 子宮筋腫(大きい、数が多い場合は小開腹を加え、腹腔鏡補助下手術となります)
  • 子宮腺筋症の子宮全摘出
  • その他の良性の子宮の病気

当館で腹腔鏡手術ができない疾患

  • 婦人科悪性腫瘍(子宮頸がん、卵巣がん、進行した子宮体がんなど)
  • 臍の高さに達するようなとても大きい子宮や卵巣の病気
     

初期の子宮体がんに対する腹腔鏡手術について

  • 初期の子宮体がん(進行期Ⅰ期と推測されるもの)に対して、2016年より腹腔鏡手術を行っています。
  • 腹腔鏡手術が可能かどうかは、実際に患者さまを診察させて頂き、画像検査を行った上で判断いたします。

過去5年間の腹腔鏡手術実績(2014-2018年)


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子宮鏡手術について

お腹を切らず、腟から子宮の中に小さな内視鏡(子宮鏡)を挿入して行う手術です。通常1泊2日の入院となり、退院後はすぐに社会復帰が可能です。

当館で子宮鏡手術を行うことができる病気

  • 子宮内膜ポリープ
  • 小さな粘膜下子宮筋腫(3cm以下)
  • 過多月経
  • 胎盤遺残・胎盤ポリープ

子宮内膜焼灼術(マイクロ波子宮内膜アブレーション:MEA)について

  • 過多月経に対して行う治療の一つです。細長い器具を子宮内に挿入し子宮腔内を焼灼することにより、月経の出血を減少させます。当館では手術中に超音波画像と子宮鏡で子宮の状態を確認しながらこの手術を行っています。

過去5年間の子宮鏡手術実績(2014-2018年)

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子宮筋腫に対する治療について

子宮筋腫に対する治療はいろいろなものがあり、子宮筋腫の状態や症状、患者さまの状況や希望によって治療法を選択することができます。当館で子宮筋腫に対しておこなっている治療についてご紹介します。

手術療法

子宮筋腫核出術(腹腔鏡手術、腹腔鏡補助手術、開腹手術)

  • 子宮を残し、子宮筋腫だけを摘出する手術です。子宮筋腫の大きさや数に応じ、なるべく小さい傷で済むよう、腹腔鏡手術、腹腔鏡補助手術、開腹手術のいずれかを選択します。多発子宮筋腫の場合、数年後に子宮筋腫が再発する場合があります。

子宮全摘術(腹腔鏡手術、開腹手術)

  • 子宮を全て摘出します。完全に治療できるため子宮筋腫が再発することはありません。子宮の大きさに応じ、腹腔鏡手術、開腹手術のいずれかを選択します。

子宮鏡手術

  • 3cm以下の小さい粘膜下子宮筋腫に限り、お腹を切らない子宮鏡手術で摘出することができます。1泊2日の入院です。子宮鏡手術ができるかどうかは診察を行い判断します。
  • 子宮筋腫を摘出せず、過多月経の改善のみを目的として子宮内膜焼灼術(マイクロ波子宮内膜アブレーション:MEA)を行うこともできます。

子宮動脈塞栓術(UAE)

  • 子宮筋腫を栄養している周りの動脈を詰まらせることにより子宮筋腫に栄養を行かせないようにし、枯らすように子宮筋腫を縮小させる治療です。
  • 足の付け根の太い動脈から細いカテーテルを入れ、子宮の動脈までカテーテルを進め、子宮筋腫の周りの動脈に塞栓物質を入れます。
  • 当館では硬膜外麻酔をかけた上でUAEを行います。3泊4日の入院で、退院後はすぐに社会復帰できます。
  • 将来の妊娠希望がある場合には、UAEを行うことはできません。

UAEの対象となる子宮筋腫

  • 子宮筋腫のため何らかの症状(過多月経、腫瘤感など)がある
  • 今後妊娠を希望しない

薬物療法

GnRHアゴニスト療法

  • 女性ホルモンの分泌を抑え、閉経期と同じような体の状態を作ることで、月経を止め子宮筋腫を小さくする治療です。
  • 1ヶ月に1回皮下注射を行います。
  • 骨粗鬆症等のリスクがあるため最長6ヶ月間しか治療できません。治療を中止するとまた子宮筋腫が大きくなります。このため6ヶ月間の治療終了後は手術や他の治療法に移行する必要があります。
  • 閉経期が近い場合は、そのまま自然閉経することを期待してGnRHアゴニスト療法後に経過観察することがあります。

GnRHアンタゴニスト療法

  • GnRHアゴニスト療法と同じように女性ホルモンの分泌を抑え、月経を止め子宮筋腫を小さくする治療です。連続6ヶ月間までしか治療できません。
  • 注射ではなく、薬を毎日飲みます。

低容量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP)

  • 月経量を減少させ、子宮筋腫による過多月経を改善させます。
  • 毎日薬を飲みます。休薬期間のある薬は、休薬中に月経が生じます。

子宮内黄体ホルモン放出システム(IUS)

  • 子宮内に小さな器具を入れ、その器具から持続的に黄体ホルモン製剤が子宮に放出されます。これにより月経量を減少させ、子宮筋腫の過多月経を改善します。
  • 一度子宮内に器具を入れると5年間効果が持続します。
  • 子宮筋腫による子宮内腔の変形が強い場合や、子宮がとても大きい場合は、IUSが子宮内に入らなかったり、自然に子宮から抜けてしまうことがあります。

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