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佐賀県医療センター好生館

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呼吸器外科

  手術総数は昨年より1例少ない166 例でした。その内訳は原発性肺癌75 症例、転移性肺腫瘍18 例、縦隔疾患5例、良性腫瘍7例、気胸37 例、膿胸9例、インターベンション6例、その他10 例で、気胸が増加傾向です。またその他の症例の中に肺癌を中心とした診断目的の生検が7例含まれていました。この中には単に肺癌の確定診断を目的とする生検でなく、遺伝子解析を目的とした生検が含まれていたことが2017 年の特徴です。近年、肺癌の薬物治療は急速に進歩しており、従来の細胞障害性抗癌剤中心の治療だけでなく、分子生物学の進歩によって癌化のメカニズムが解明され、それをターゲットとした分子標的薬や、がんの免疫機能の解析によってもたらされた免疫チェックポイント阻害剤が臨床の場に使用されるようになりました。これらの薬物の臨床導入により根治不可能な進行肺癌症例も長期生存例も認められるようになり、また完治症例も報告されています。分子標的薬に関しては癌化の原因となる遺伝子、ドライバー遺伝子を検索することは必須で、その後の耐性遺伝子の検索も治療方針を決める上で重要です。そのために遺伝子検索のための生検が必要となっています。当科でもこのような遺伝子解析目的の生検症例が増えたものと思われます。
 また、これらの薬物により奏功はしましたが、薬物療法の忍容性の問題や選択する薬物がないことにより後治療としてのサルベージ手術も最近では見直され、報告されており今後、このサルベージ手術が増えてくるものと考えます。しかし従来の手術とは違い、術前長期間に渡って、薬物療法を施行されていることから、肺間質組織への炎症やそれに伴うDLCOの低下が予想されます。そのためその適応は慎重にすべきだと考えます。

最近6年間の手術症例数の推移

  2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年
原発性肺癌 55 45 70 72 78 75
転移性肺腫瘍 14 10 15 18
縦隔疾患 13 5
良性肺腫瘍 7
気胸・肺嚢胞・血胸 37 35 27 37 30 36
膿胸 13 13 13 9
インターベンション 11 6
その他 10 16 10
手術総数 139 127 156 162 167 166

 

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