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がんセンター

がん情報サポートBOOK

がんと診断されたとき、多くの方が不安や戸惑いを感じます。治療や生活、仕事、気持ちのことなど、さまざまな悩みや疑問が生まれるのは自然なことです。 この『がんのサポートブック』は、患者さんとご家族が安心して治療や療養に向き合えるよう、病院内外のサポート情報を一冊にまとめたものです。医療費や制度のこと、相談窓口、日常生活の工夫など、知っておくと役立つ情報を掲載しています。 必要なときに、必要な情報にすぐアクセスできるよう工夫しています。治療の選択や生活の見通しを立てるために、ぜひご活用ください。

がん情報サポートBOOK

好生館からのメッセージ

樗木 等 理事長

この「がん情報ハンドBOOK」は、好生館のがん医療を分かりやすく説明し、患者の皆様、ご家族に手に取ってもらい、実際に役立てるように作成しています。
好生館は2019年に地域がん診療連携拠点病院(高度型)の指定を受け、27年の歴史を持つ好生館緩和ケア病棟の機能をさらに充実し、全人的ながん医療を推進しています。
好生館のがん診療は、高度診断システム、低侵襲ロボット支援手術、内視鏡手術、放射線治療、がん薬物療法、緩和療法など患者さん本位のがん診療の実現を目指しています。
各種がん専門医、がん認定看護師、専門薬剤師そして、がん看護外来が皆様を支えます。さらに相談支援センターが両立支援対応、がん相談をはじめ各種専門相談員で患者さん、ご家族に寄り添い最良の支援を目指しています。
この「がん情報ハンドBOOK」が、がん患者の皆様を中心として情報の共有にもとづき最良の医療を選択し、社会生活を取りもどすための意思決定の一助になることを願っています。
好生館の理念、「病む人、家族、そして県民の心に沿った最良の医療をめざします」を念頭に皆様をお支えいたします。

田中 聡也 館長

私は消化器外科医として、胃がんや大腸がんの手術、術後障害への対応、薬物療法などに長年携わってきました。たとえば、同じ胃がんでも、状態よって治療の方法は変わります。 術後の障害を考えると、噛めない方に、噛める方と同じ手術を行うのは、お勧めできない場合もあります。毎週通院できる方と、月1回しか通えない方とでは、抗がん剤治療の選択肢も変わります。さらに、仕事で手先の器用さが求められる方は、避けた方が良い薬もあります。
患者さんが、できるだけ病気になる前と同じような生活を送れるようにするには、「がんを治す」ことだけを考えるのではなく、「生活の質(QOL)を保つ」という視点も大切です。
がんは治ったけれど仕事が続けられなくなった、食事がうまく取れずに肺炎を繰り返すようになった、自分らしさが失われた――そんな事態を避ける必要があります。
すべての面で完璧な治療法は存在しませんが、自分自身を大切にしながら、最大の効果を得られる治療法を見つけることは可能です。
自分の希望を最もよく理解しているのは、他でもない自分自身です。治療方針を医師と一緒に決めるためにも、この『がん情報サポートBOOK』を通して、正確な情報を手に入れていただければと思います。

吉本 五一 がんセンター長

「一緒に、一歩ずつ歩んでいきましょう。」

がんの診断を受けられたことに、きっと大きな不安や戸惑いを感じていらっしゃることと思います。けれども、がん治療は日々進歩しています。今では、さまざまな治療法の選択肢があり、お一人おひとりに合わせた治療を行うことができます。
あなたは決してひとりではありません。私たち医療チームが常にそばにいて、支え、共に闘っていきます。つらいときや不安なときは、どうか遠慮せずに声をかけてください。
病と向き合うには大きな勇気が必要です。今、その勇気をもって歩まれているあなたの姿に、私は深く敬意を抱いています。
焦らず、一歩ずつ、一緒に進んでいきましょう。希望の光は、必ず見えてきます。

がん情報サポートBOOKアンケート

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