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最新治療のご紹介

ダヴィンチ

人の手よりも精緻な動きが可能な手術支援用ロボット

ダヴィンチとは

ダヴィンチとは、腹腔鏡手術を支援するロボットのことです。

ダヴィンチ手術(ロボット手術)とは

ダヴィンチが自動的に手術を行うわけではありません。ダヴィンチに取り付けたカメラや鉗子(はさみやピンセットなど)を患者さんのお腹にあけた小さな穴から挿入します。執刀医はカメラの映像を見ながら鉗子を遠隔操作して手術を行います。ダヴィンチ手術とは、執刀医がダヴィンチを用いて行う手術のことです。

ダヴィンチの実績について

ダヴィンチは、欧米を中心に1997年より臨床応用され、世界中で約6300台、日本国内で約450台が稼動しています(2021年6月現在)。世界中でこれまで約850万件のダヴィンチ手術が行われており、2020年には年間約120万件のダヴィンチ手術が行われました。日本でも前立腺癌に対するダヴィンチ手術は年間2万件ほど行われています。

従来の腹腔鏡手術とダヴィンチ手術の違い

従来の腹腔鏡手術では二次元のモニター(奥行が分かりにくい)を見ながら、直線形で関節が一つしかない鉗子を医師が手で持って操作していました。ダヴィンチ手術では三次元のモニター(立体的に見える)を見ながら、多関節の鉗子をダヴィンチに取り付けて行います。ダヴィンチ手術では、患者さんのお腹の中で直接見ているかのような良好な視野で、人の手よりも自由に動く鉗子を使って手術を行います。鉗子はダヴィンチに取り付けますので「手振れ」が無いことも特徴のひとつです。


下の2つのビデオは、上のビデオが執刀医の手の動きとダヴィンチに取り付けた鉗子の動きを同時に撮影したものです。また下のビデオは腹腔鏡手術とダヴィンチ手術を比較したものです。左の画面がダヴィンチ手術で、右の画面が腹腔鏡手術です。両方とも同じ医師が同じ操作を行ったものです。ダヴィンチの鉗子の自由な動きや、ダヴィンチと腹腔鏡との違いがお分かり頂けるかと思います。

ダヴィンチ(手と鉗子の動き)

運針(ラパロ vs ダヴィンチ)